コラム
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暑い季節になると増えてくるダニ。ソファや布団などダニが繁殖する場所は室内のあらゆる場所にありますが、中でも和室の畳にいるダニは気になるものです。
畳は取り扱いが難しく、ダニの対策方法について迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、和室にある畳のダニ予防と退治法についてご紹介します。また、それでも解決できない場合の対処法についてもお伝えします。
目次
おすすめの和室のダニ予防法
和室は食事をとったり、または家族でくつろいだりする部屋として利用している家庭が多いのではないでしょうか。そのため様々なダニ繁殖の原因となる埃や食べかす、髪の毛などで汚れてしまいがちな場所とも言えます。
しかし汚れたままにしておくと、ダニの栄養分となり繁殖が加速してしまうので、日常の予防が大切です。
ちなみに和室の畳に潜んでいるダニは主に2種類で、体長約0.2~0.5mmの乳白色のケナガコナダニと淡い黄褐色で体長は0.3mm~0.8mmのツメダニです。ダニはもともと畳にいるわけではなく、外から侵入して畳などで繁殖しています。
掃除機を毎日かける
ダニを防ぐためには、毎日掃除機をかけることが大切です。ダニの栄養分となるごみをきちんと取り除いておくことで、ダニ繁殖を防げます。
掃除機をかけるときのポイントは2点挙げられます。
まず1点目は、畳の目に沿って丁寧にかけることです。できれば1畳当たり30秒程度かけて、ゆっくり行ってください。
2点目のポイントは、掃除機をかける前に1時間程度和室を暗くしておく事です。ダニは夜行性なので、暗いと畳の表面に出てきます。そのため事前に室内を暗くしておくと、効率的にダニを吸い取りやすくなります。
拭き掃除をする
ダニ予防には畳の拭き掃除も効果的です。畳の表面を清潔にしておくと、ダニ予防効果があります。
ただし畳の湿気はダニ繁殖の原因になるので、天気の良い乾燥した日に固く絞った雑巾で拭くようにしてください。
畳を拭く際には、畳の目に沿いながら溝の隙間まで丁寧に拭き取るようにしましょう。ちなみに拭き掃除の目安は、2~3週間に1回です。
畳干しをして乾燥させる
最もダニ予防に効果的なのは、畳を外して直接天日干しすることです。表裏どちらも十分に日光に当てると、ダニ駆除効果もあります。
より効果的に天日干ししたい場合、黒いビニールを畳全体にかけると良いでしょう。熱が効率的に集まることでビニール内部が高温になり、ダニ駆除効果が高まります。
そして畳を外した時には、畳の裏や隙間に入り込んだ埃を掃除機で取り除いておくようにしてください。
ダニが発生した時のおすすめ退治法
ダニがすでに発生してしまった場合、対策方法について迷う方もいるのではないでしょうか?
ダニ退治には身近なものも活用できるので、上手に対策して一気にダニ退治してくださいね。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機の熱風は通常50~70度まで上がるので、50度以上になると死滅するダニを駆除する方法として非常に効果があります。
布団乾燥機を使う方法は、まず畳の上に布団乾燥機を直置きして作動します。そして乾燥機が膨らんで充分に熱を持ったら、上に布団を掛け5時間程度放置すれば完了です。
アルコール消毒を行う
殺菌効果のあるアルコール消毒は、ダニ退治にも効果的です。
ただしアルコールは揮発性が高いので、畳に直接スプレーしてもすぐ蒸発してしまいます。そのため雑巾などの布に直接アルコールを付け、畳表面を拭き取ると良いでしょう。
レモン表面の皮を約1~2センチ角に切り、少し濃度の濃いアルコール消毒を使うと、より効果を感じられます。レモンの皮に含まれている「シトラール」はダニが危険を感じる成分なので、ダニに有効活用します。
ダニ退治グッズ(市販)を使う
手軽に利用できる市販のダニ退治グッズも、おすすめの方法です。ダニ退治グッズは畳に注入して噴射したり、または部屋全体を燻煙したりなどなど様々なタイプの製品があります。
どの製品もダニ退治に特化しているので、効果を実感できます。
退治法をしても改善しない場合の解決法
いろんなダニ退治法を実践しても、ダニを完全に駆除するのは困難な場合もあります。
そんなときには、別の視点でダニ対策してみましょう。
畳を交換する
畳が古い、もしくは畳の芯に汚れが蓄積していると、自分でするダニ対策では効果が感じられない場合があります。
このような時は、畳を交換することも解決策の一つです。ただし畳を交換する際には、畳の表替えだけしてはいけません。
ダニの多くは畳の芯に生息しているので、畳自体を変えるようにしましょう。ちなみに防ダニ加工の畳もあるので、買い替えの際に利用するのもおすすめです。
専門の業者に依頼する
「畳を買い替えるほどではない」という場合は、ダニ駆除専門業者に依頼すると良いでしょう。
専門業者は畳を買い替える必要もなく、ダニを駆除できます。業者によって薬剤を使用する場合や、または熱処理で駆除するケースなどそれぞれです。
希望に合った駆除をしてもらうためにも、専門業者に依頼する際にはどのような駆除方法を用いているか尋ねておきましょう。
和室を洋室にリフォームする
ダニを退治できない時には、和室を洋室にリフォームする方法もおすすめです。畳が部屋に無ければ、ダニの量は格段に少なくなります。
ただしフローリングに絨毯やラグなどを敷く場合、畳と同じようにダニの温床になるので注意しておきましょう。
和室のダニ対策はこまめな掃除が大切
和室のダニ対策は、こまめな掃除が大切です。ダニは、生活で出る食べかすや埃などを養分として繁殖します。
これらは隅の方や隙間に溜まりがちなので、掃除の際には丁寧に隅々まで行うようにしましょう。
時には天日干しなどの熱処理で、ダニを一掃する事も大切です。
それでも駆除できないなら、畳を変えるなど目線を変えた対策をとってみてはいかがでしょうか。